脳梗塞

【利用者様の声】大腿骨頸部骨折の疑いのあった患者様へのインタビュー

【利用者様の声】大腿骨頸部骨折の疑いのあった患者様へのインタビュー

ご家族に高齢者がいる方は、躓いたり転倒したりするのを見て、ヒヤヒヤした経験がある方は多いのではないでしょうか。頻繁に躓いたり転倒したりする原因は、骨粗鬆症などの重大な疾患である可能性があります。

本記事では、同様の症状で悩んでいた梅本ホームクリニックの患者様の声を紹介するとともに、転倒に隠れた疾患リスクについて解説します。ご家族で同様の症状を持つ方がいる方は、ぜひ本記事を参考に専門医に診てもらうことをご検討ください。

利用者様の声

佐竹様

ここからは、梅本ホームクリニックを受診されている患者様の声を紹介します。梅本ホームクリニックの受診を検討されている方は、ぜひ実際の患者様の声を参考にしてください。

梅本ホームクリニックで在宅医療を受ける、具体的なきっかけとなった症状を教えてください。

日常的に躓いたり、転んだりすることが増えてきていたものの、気にも留めずに生活していました。しかし、ある日便器が高く感じて立ち上がれなくなったのです。そのときに、自分ではどうすることもできず、夜の10時ごろに梅本先生を家に呼んで助けてもらったのがきっかけでした。

梅本先生に症状を伝えて、相談したところ、継続的に治療を行う必要があることを認識して、梅本ホームクリニックの在宅医療を受けることに決めました。

梅本ホームクリニックでの、介入前と介入後で症状にはどのような変化が起きたでしょうか。

もともと、市中の病院に10年ほど通院していたのですが、症状が一向に改善されませんでした。先生の言う通りにリハビリや服薬をしていたのですが、効果が現れず、今思うと気分が参っていました。

梅本ホームクリニックの在宅医療を受けてからは、少しずつ症状が改善しています。在宅医療を受ける前は、足の痛みや股関節の痛みのせいで、思うように歩けませんでした。在宅医療を受けてからは、足や股関節の痛みがなくなったおかげで、とても歩きやすくなりましたし、活発に1日を過ごせるようになっています。

症状の変化とは別に、介入前と介入後で起きた気持ちの面で変化は生まれたでしょうか。

気持ちが楽になりましたし、介入していただいて非常にありがたいなと思っています。

先ほども言ったように、もともと自宅から離れた市中にある病院に10年間ほど通院していました。しかし、その病院はとても遠い上に、当時の体の状態ではとても通院できるものではありませんでした。そのため、タクシーを予約する必要があって、余計な費用がかかる上に外来では2時間以上待たされます。通院するだけで1日が終わってしまう上に、体力的にも辛く、通院する日はとても憂鬱でした。

海外にいる娘にも遠くの病院に通院することを反対されており、どうすれば良いか分からなかったことを覚えています。

梅本ホームクリニックの在宅医療では、移動の負担はない上にもちろん待ち時間もありません。治療を受ける前後も家事ができるので、通院の負担が減り、治療に対して前向きになれました。

ご家族様は、介入前後で気持ちの変化は生まれているでしょうか。

娘はフランスに在住しているので、私の世話ができません。娘はそのことをとても気にしていたようですが、梅本ホームクリニックの在宅医療のことを伝えると安心したようです。在宅医療の話をメールや電話でするたびに、喜んでくれています。

また、先生との距離感が近いので、定期的に先生のことを娘にメールで伝えています。娘からも、「梅本先生はいい先生だから大丈夫」と言ってもらっていて、私も安心して治療を受けられます。

在宅診療を受け始めて、良かったと感じることはありますか。

何よりも遠くの大きな病院に行かずに、治療できることがとても嬉しいです。通院に長い距離を移動することは、足の悪い私にとって、とても辛いことでした。

在宅医療を受け始めてから、家にいるまま治療を行える上に、症状も少しずつ改善されているのがとても良いです。今では、足の痛みやむくみが取れて、股関節の痛みも軽減しています。

また、もともと病院には相談していなかったのですが、頭のかゆみにも悩まされていました。梅本ホームクリニックの在宅医療は、先生との距離感が近いので、気軽に相談できる上に、実際に頭のかゆみも改善したのでとても助かりました。

今後、在宅医療を通して実現したい目標や夢はありますか。

まずは、不自由なく歩けるようになりたいです。もともとは、色々なところに自転車一つで行くほどアクティブだったので、そのときの元気さを取り戻したいですね。

また、写経が趣味なのですが、これまで足の痛みが気になって写経に集中できませんでした。痛みが改善されて気にならなくなったので、これからはどんどん写経もしていきたいです。

転倒する方が起こしている疾患について

ここからは、今回の患者様の症状である転倒を引き起こしている可能性のある、疾患について解説します。また、これらの疾患によって、併発する可能性のある疾患についても紹介します。

自身が躓いたり、転倒したりすることが増えた方や、ご家族で同様の症状が見られた方はぜひ参考にしてください。

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨がもろくなることで、骨折しやすい状態になる疾患のことです。高齢者に多い疾患であり、女性に多く見られます。全国に1,000万人以上の患者がいるとされており、高齢化に伴って増加傾向にあります。

骨粗鬆症になっただけでは、痛みなどの自覚症状はありません。ただし下記のような現象が見られた際には、骨粗鬆症である可能性が高いです。

  • 身長が縮んだ
  • 腰や背中が曲がる
  • よく転ぶようになる

特に、3つ目のよく転ぶようになる症状が見られた場合には、すぐに専門医に診てもらいましょう。骨粗鬆症である上に、よく転ぶ場合は、後述する骨折や最悪の場合だと死亡事故に繋がる恐れもあります。その他2つの症状も、骨粗鬆症の可能性が高く、近いうちに事故による骨折などを起こしやすい可能性があるため、専門医を受診することをおすすめします。

大腿骨頸部骨折

大腿部頸部骨折とは、脚の付け根の骨が折れることです。股関節に強い痛みを伴い、立ったり歩いたりすることができなくなります。先述した骨粗鬆症を持つ患者様に多く見られ、治療も手術が必要なことが多いです。内出血による合併症にも注意が必要です。

また、大腿部頸部骨折によって、歩けなくなり寝たきりになる高齢者が多く社会問題になっています。大腿部頸部骨折の患者様の中には、軽度の股関節の痛みを放置していた結果、急に立てなくなったという方もいます。

股関節の痛みが見られる場合は、放置せずに必ず専門医に診てもらいましょう。

認知症の原因になる

上述した骨粗鬆症や、大腿部頸部骨折によって認知症のリスクが高まります。なぜなら、これらの疾患によって、日中の活動量が落ちてしまうからです。アメリカの研究チームの報告によると、アルツハイマー型認知症の最も大きな原因は「運動不足」とされています。

骨粗鬆症や大腿部頸部骨折を発症すると、確実に運動量が減ってしまうので、間接的に認知症のリスクが高まります。これらの疾患を発症した際は、医師の指示に従って、体への負担が少ない運動を行うことが大切です。

転倒が多い方は専門医に相談しましょう

本記事では、梅本ホームクリニックを受診している患者様の声とともに、転倒に隠れている疾患リスクについて解説しました。特に高齢者の転倒には、骨粗鬆症や大腿部頸部骨折などの、大きな疾患が隠れている可能性が非常に高いです。頻繁に転倒する方や、ご家族が頻繁に転倒する場合は、必ず専門医に診てもらいましょう。

梅本ホームクリニックでは、歩くのが難しい方にも、最適な医療を提供できるよう、在宅医療を行っております。無料相談を受け付けておりますので、ご自身やご家族の転倒が気になる方は、お気軽にお電話でご相談ください。