認知症

アムロジピン(降圧剤)は認知症リスクを高める?リスクを減らす方法も解説

アムロジピン(降圧剤)は認知症リスクを高める?リスクを減らす方法も解説

アムロジピンは、血管を広げる作用を持ち、おもに血圧を下げることを目的に処方される薬です。医師からアムロジピンを処方されたものの、降圧剤と認知症の発症リスクに関連性があるという報道を目にして、服用に不安を感じている方は決して少なくありません。

アムロジピンを服用するときは、効果や副作用を正しく理解しつつ、適量を服用することが大切です。

本記事では、アムロジピンの概要と認知症リスクとの関係性を解説します。認知症の予防法についても説明しておりますので、不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。

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アムロジピンとは

アムロジピンとは、血圧を低下させるために処方される降圧剤の一種です。血管を収縮させるカルシウムの働きを阻害する「Ca拮抗薬」であり、血管収縮を防ぐことで血圧の上昇を防ぎます。

アムロジピンは降圧剤の中でも効果が強く、高血圧症や狭心症などの治療に使用されています。若い方の治療に使われる機会が多いものの、副作用も多いため注意が必要です。

なお、血圧を下げる「降圧剤」の中には、オルメタンサンという薬もあります。オルメタンサンは、効き目がマイルドで副作用も少ない「ABR」に分類されます。

アムロジピンが合わない場合は、こういった別の薬が適用にならないか医師に相談してみましょう。

アムロジピンの副作用

アムロジピンには副作用が多いと説明しましたが、具体的にはどのような症状に注意が必要なのでしょうか。

ここでは、代表的な副作用を3つ紹介します。

むくみ

むくみは、Ca拮抗薬における共通の副作用です。

血管を広げるときにリンパ液が漏れやすくなる影響で、浮腫が生じてしまいます。なお、アムロジピンを服用する量が多いと、副作用発現の可能性も高くなるため注意しましょう。

対処方法としては、「むくみのリスクが少ないとされる薬に変えるか」「追加でむくみを防ぐ薬を処方してもらうか」の2つの方法が挙げられます。

めまいやふらつき

めまいやふらつきは、降圧剤における共通の副作用です。

血圧が下がることにより脳への血流量が減り、一時的に酸欠状態になってめまいやふらつきが生じてしまうのです。

こういった症状が頻繁に起きる場合は、薬の効果が強すぎる可能性があります。早めに医師へ相談して、薬の変更をお願いしましょう。

また、めまいやふらつきによって転倒して負傷する可能性があるため、降圧剤の服用時は気をつけて生活する必要があります。「ゆっくり起き上がる」「車の運転を控える」など、転倒や事故には十分気を付けてください。

歯肉肥厚

歯肉肥厚とは、歯茎が腫れて肥大してしまう症状です。Ca拮抗薬を服用すると、体のほかの部位と同様に歯肉が腫れることがあります。

歯肉肥厚が生じると、その過程で痛みが起きたり歯肉炎が起きたりといった、別の病気のリスクが高まるため注意が必要です。

こちらも、服用する量が多いと副作用の発現の可能性が高くなる傾向にあります。

対処方法としては、歯肉肥厚のリスクが少ないとされている薬に変えてもらうことが挙げられます。

また、歯肉肥厚になったときに症状が悪化することを防ぐためにも、こまめに歯磨きをして口内を清潔に保っておくことが大切です。

アムロジピンなどの降圧剤と認知症のリスクの関係性

高血圧症や狭心症などの治療に使用される「アムロジピン」や「オルメタンサン」といった降圧剤は、認知症とどのような関係があるのでしょうか。

実は、降圧剤と認知症リスクの関連性については見解が分かれており、2つの異なる意見が示されています。ここからは、各見解の詳細について説明します。

血圧を下げることで認知症リスクが低下する

1つ目は、血圧をコントロールすることで、認知症リスクが低下する可能性があるという見解です。

高血圧は、脳血管性認知症のリスクを高めることがわかっています。

つまり、降圧剤で脳血管性認知症のリスクを低減させることは、認知症リスクを減らすひとつの要因になると言えるのです。

継続的な服用で認知症リスクが高まる

2つ目は、継続的に降圧剤を使用することで、認知症のリスクが高まるという見解です。

実際、一部で「降圧剤によって認知症が発症した」という報道がされていることは事実です。ただし、両者の因果関係を明確に示すデータは存在していないため、信ぴょう性が高いとは言えません。

降圧剤が認知症を引き起こすと言われているのは、低血圧が認知症のリスクを高めるためです。降圧剤の作用で脳の血行が悪くなり、酸素不足による脳梗塞や血栓が認知症の原因になると考えられているのです。

ただし、降圧剤を服用して認知症を発症した患者は、もともと脳血管性認知症のリスクが高い高血圧症の患者であった可能性が十分に考えられます。

そのため、現時点では降圧剤だけが認知症発症の原因になっているとは明言できません。

いずれにせよ、確かな関連性は明らかになっていないのです。薬に対して過度に恐怖心を抱くのではなく、医師や薬剤師の指導のもと、適切な量と回数を服用することが大切です。

なお、認知症のリスクが高まるとされている薬剤については、下記の記事で紹介しています。

飲み続けると認知症になる薬はある?

認知症のリスクを低下させるためにやるべきこと

先述したとおり、「アムロジピン」や「オルメタンサン」といった降圧剤と認知症は、明確な関連性がありません。

しかし、それでも「薬を服用することで何らかの影響がでるのではないか」と不安を抱えている方もいることでしょう。

もしも認知症に対する不安があるのならば、リスクを低下させるための生活習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。

この章では、認知症を予防したい方に行ってほしいことを3つ紹介します。

適度な運動を行うこと

運動は脳を活性化したり血行を促進したりする効果があるため、認知症リスクの低減に役立ってくれます。

決して激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやラジオ体操などの軽い運動を、週に3回30分程度行うだけで問題ありません。

なお、運動しながら景色を楽しんだり考えごとをしたりすると、複数の脳機能が同時に使われるため、より認知症予防につながるとされています。

知的活動に取り組む習慣を身に着けること

知的活動とは、読書や手工芸などといった「ものごとを考える活動」のことです。ものごとを考える活動は多くの脳の機能を使うため、認知症のリスクを低下させられます。

とくに手指を使う活動は効果が高く、複数の脳の部位によい刺激を与えられます。難しい取り組みをする必要はないので、家事や趣味、娯楽などを通して楽しく脳を刺激してみましょう。

十分な食事と睡眠を取ること

脳の状態を良好に保つためには、十分な栄養と休息が必要不可欠です。栄養不足の状態では、脳の機能が低下してしまい、運動や知的活動に取り組んでも効果は薄れてしまいます。

さらに、睡眠不足や偏った栄養状態は、認知症の原因となる生活習慣病のリスクを高めます。

食事と睡眠をしっかりと取ることで、脳のパフォーマンスが高い状態で運動や知的活動に取り組みつつ、体の健康を維持することが重要です。

アムロジピンは適切な量と回数で服用しましょう

血管収縮を防ぐことで血圧を下げる作用があるアムロジピン。有用性が高い薬である一方で、全身のむくみやめまい、ふらつきといった副作用がある点に気をつけなければいけません。

アムロジピンと認知症発症リスクについては、まだまだ不明確な部分が多いとされているのが現状ですが、明確な関連性は示されていません。

過度に心配しすぎることを避け、副作用のリスクを減らすために用量と用法を守って服用することが大切です。

安全にアムロジピンを服用したいのであれば、高血圧と認知症の両方に対応している医療機関へ相談しましょう。

銀座の心療内科エフェメールホームクリニックでは、高血圧や認知症の診察を行っております。認知症リスクを考慮した高血圧治療が可能なうえ、併発している方への適切な治療も可能です。

自宅で診察や治療を受けられる在宅医療にも対応しており、患者様の状況を細やかに把握できます。不調によって通院が難しい場合も、ぜひお気軽にご相談ください。

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